Bリーグ観戦レポートその36:B1第10節 GAME1 滋賀×三河

先日、私の出勤経路にイノシシが出ました。

東京です。

どうも、東京の端っこから発信する男、ctrainerです。

本日は、

B2第10節 GAME1 滋賀レイクスターズ×シーホース三河

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

試合前情報

滋賀の今期のゲームレポートはこちらから。

滋賀は、開幕から所属していたチャールズ・ローズが11月の上旬に双方合意の上契約解除となったニュースがリリース。

そこに、アルバルク東京からジェフ・エアーズがレンタル移籍で加入。

前節より試合にしゅつじょうしているようで、どのようにチームに馴染むことができているか、まだ時期尚早ではありますが、下位に沈む滋賀としては早くフィットさせたいところ。

対するシーホース三河。

昨シーズン31勝29敗で中地区4位、全体でも10位と奮わず。

私が学生の頃に見ていたJBLやNBL時代などは何連覇もしていた古豪という印象が強いチームです。

今年は再起をかけて横浜から川村卓也、新潟からダバンテ・ガードナーを補強するなど積極的な動きを見せています。

それが上手くチームとしてきのうしているかどうか、チェックしていきたいと思います。

スターター

<滋賀>

#2齋藤 拓実

#11佐藤 卓磨

#12ヘンリー・ウォーカー

#19ジェフ・エアーズ

#32狩野 祐介

<三河>

#2岡田 侑大

#9森川 正明

#11熊谷 航

#22セドリック・シモンズ

#34桜木 ジェイアール

ダバンテ・ガードナーがこの試合出場停止になっていることで、今日の試合にどのような影響が出るか、注目です。

試合開始!!

三河ボールでスタート。

岡田のファーストシュートは外れる。

滋賀はウォーカーのドライブでエアーズに合わせてバスケットカウント。

ボーナスは外れますがオフェンスリバウンドを確保、そこからパスをつないで再びエアーズのダンク。

幸先の良いスタートです。

さらにディフェンスでは佐藤がスティールからのレイアップで連続得点。

三河もシモンズがオフェンスリバウンドからの得点で反撃。

滋賀は勢い止まらず、狩野のミドルも決まって8-2。

三河も桜木が落ち着いてローポストでのシュートを沈め連続得点。

滋賀は齋藤が決めれば、三河は森川がゴール下を決め、点の取り合い。

滋賀はセットオフェンスから狩野のキャッチアンドシュートが見事に決まり点差を広げる。

三河も岡田が個人技で突破、ファウルをもらいながらレイアップを沈めバスケットカウント。

ボーナスも成功し、13-9の4点差。

滋賀はエアーズがオフェンスリバウンドからの得点を決めて残り5分を切って15-9。

選手交代で先に動いたのが滋賀、高橋、狩俣と交代で入ってきます。

三河は岡田が2つ目のファウルをコールされますが、変えません。

三河は桜木がエアーズからのファウルドローンに成功、フリースローを獲得し1本成功。

残り3分半で滋賀はシェーファーを交代で投入、エアーズを一度ベンチへ。

三河は選手をここまで変えず、スターターのまま進めています。

三河は桜木がエルボーからのアシストを分配、岡田のレイアップを演出。

3点差まで詰めます。

滋賀は、狩俣がトップからスリーをヒット、6点差にします。

さらに続いて佐藤のスリーが決まって9点差。

三河はターンオーバーが続く展開で流れが悪い状況で、河村がコートに。

さらに続いて長野をコートに送ります。

残り時間1分を切って滋賀はウォーカーを休ませて、エアーズを再度コートに。

早速ファウルドローンからのフリースローを1本成功。

終了間際には、佐藤がスリーをブザービーターでヒット。

滋賀が24-12、12点をリードして第1クオーター終了です。

第2クオーター開始!!

三河はこのクオーターから金丸をコートに送ります。

このクオーターの先制は桜木のスリーから。

すぐさま1桁差に戻すことに成功します。

また、シモンズに変えてオトゥーレを投入した三河は、金丸がレイアップを決めて連続得点。

点差はまだまだある状態ではありますが、滋賀がタイムアウトを取得。

早めに流れを切りにかかります。

残り8分半で24-17、滋賀のリードは7点になっています。

タイムアウト明け、滋賀はエアーズと齋藤のピックプレイから、齋藤がプルアップジャンパーを決めてこのクオーターの初得点。

三河は長野が決めて加点します。

滋賀も高橋がシェーファーのゴール下のシュートをアシストし、こちらも加点。

残り7分半で滋賀はシェーファーを下げて、エアーズ、ウォーカーの外国籍2人を並べる。

滋賀は齋藤とエアーズのツーメンゲームで見事にバスケットカウントを獲得。

これを受けて今度は三河がタイムアウト、30-17で滋賀が13点リードです。

タイムアウト明け、エアーズのボーナス決まって14点差。

三河も長野がスリーを決めて点差を離されず、食らいつきます。

三河はオトゥーレがファウル2つ目を取られますが、変えず、シモンズを投入し桜木を下げます。

そのシモンズがベビーフックを決めて7点差。

滋賀はオフェンスリバウンドを連続で奪取しますが、スコアに繋げられずにいましたが、オフィシャルタイムアウト間際に佐藤がレイアップを決めて第1クオーターの好調を維持しています。

残り4分弱、33-24、9点滋賀がリード。

タイムアウト明け、三河は桜木がコートに戻り、早速オフェンスリバウンドからの得点を挙げ、7点差に。

ここで滋賀がタイムアウト、残り3分半で33-26、7点差に。

タイムアウト明け、滋賀のボールキャリーに熊谷がプレッシャーをかけることでスティールに成功。

自らドライブでレイアップにつなぎ、5点差。

対する滋賀はエアーズがしっかりミドルを決めて2点を加点。

三河も河村がベースラインジャンパーを決めて再び5点差。

滋賀はエアーズがつないだオフェンスリバウンドを高橋がスリーで得点。

さらにここまで良いディフェンスと得点を見せている佐藤が再びスティールからレイアップ。

残り1分半で40-30、点差が10点に開きます。

三河がここでタイムアウト、最後の前半のクロージングのプランを組み立てて臨みます。

タイムアウト明け、エントリーのプレイは熊谷のミドルでしたが、これは外れる。

次のオフェンスでシモンズがウォーカーからファウルをもらうことに成功。

フリースローを1本目外し、2本目も外してしまいます。

逆に滋賀は最後のプレーで狩俣のコーナースリーが決まり前半終了。

最終、43-30、ホームの滋賀が13点をリードして後半に入っていきます。

第3クオーター開始!!

三河ボールでスタート。

滋賀はスターターに戻しています。

三河は森川に変えて會田を投入。

ラインナップを変えて臨みます。

最初のオフェンスはお互いに決まらず。

後半最初の得点は滋賀、齋藤のプルアップジャンパー。

三河もシモンズがゴール下で得点し反撃します。

対する滋賀は前半でも見せたエアーズのオフェンスリバウンドからのダンクで加点。

三河も負けじとシモンズがオフェンスリバウンドからのファウルドローンでフリースロー。

両チームとも、インサイドの要が存在感を見せつけます。

1本成功で、点差は14点差。

三河はここで前半ファウルトラブルによりプレイタイムの少なかった岡田がスティールからのワンマン速攻。

滋賀はこれをファウルで止め、エアーズが3つ目のファウルを取られます。

7分半での3つ目は後退せざるを得ません。

シェーファーと交代します。

岡田フリースロー2本沈めて12点差。

滋賀ももう一人、ウォーカーがゴール下でファウルドローン。

フリースロー2本を決めて点差を再び14点差へ。

さらに滋賀は三河のターンオーバーを見逃さず、すぐさま速攻につないで狩野のレイアップ。

三河も熊谷が個人技で抜いてフローターを決めます。

続いて岡田の素晴らしい突破にシモンズが合わせて連続得点。

三河が点差を詰めようとして行くと滋賀も素晴らしい得点。

齋藤がドライブからファウルを受けながらのジャンパーを沈めバスケットカウント。

残り5分を切って54-39、点差は15点差。

点差を詰めたい三河は河村を投入。

滋賀はエアーズのいない時間にウォーカーが奮起。

再び力強いペネトレイトからシモンズのファウルを誘うことに成功。

シモンズも3つ目のファウルとなり、オトゥーレと交代します。

ウォーカー、フリースローを1本成功し16点差。

三河もここでベテラン、桜木がローポストからの得点で14点差。

滋賀もウォーカーが個人技で得点につなぎ16点差。

次のポゼッションでもウォーカーがペネトレイトから連続得点。

点差が18点差になったところで三河がタイムアウト。

残り3分で59-41、滋賀が18点をリードしています。

タイムアウト明け、三河は信頼性の高い桜木のローポストにアシストを通して得点。

滋賀はウォーカーにボールを集める。

得点を重ねるごとにマークは厳しくなっていってますが、それを物ともせずにスコアを重ね、18点差。

滋賀はさらに高橋がドライブからファウルを獲得。

すでにチームファウルが5つを超えているため、ボーナスに入ります。

高橋このフリースローを2本しっかり決めてついに20点差。

三河も岡田がダブルクラッチでかわしながらのレイアップ。

さらに速攻でも自ら持ち込みレイアップを決めて連続得点。

滋賀も慌てずにウォーカーがディフェンスを引きつけて、シェーファーにボールを分配。

ファウルを獲得し、こちらもフリースローに。

1本成功で17点差。

三河は岡田が3ポゼッション連続でアタック。

ここは高橋のファウルを誘い、フリースロー。

1本成功で16点差。

最終、64-48、滋賀が14点リードして第4クオーターへ入ります。

第4クオーター開始!!

滋賀ボールでスタート。

狩野の最初のスリーが落ちて、三河は、河村がオフェンスリバウンドをティップインで得点。

まずは1本先制します。

滋賀はアーリーオフェンスから齋藤がスリーをヒット。

三河もシモンズがフローターで得点。

出だしはイーブンな展開ですが、これでは三河は追いつきません。

ここで残り8分、金丸を投入する三河。

追いかける三河はまずは、エンドラインのインバウンズからオトゥーレがダンクで得点し、13点差。

しかしすぐさま、ストップをかけるのが今日の滋賀。

ウォーカーがドライブインでバスケットカウントを獲得。

ボーナスは外れますが、15点差。

そして残り7分、滋賀はエアーズを戻してきます。

三河はこの時間帯、オトゥーレが活躍。

ゴール下でのハッスルプレーでウォーカーのアンスポーツマンライクファウルを引き出すことに成功。

フリースローを1本決めて、三河ボール。

シモンズのローポストでのシュートも決まって12点差。

じわじわと詰めてきました。

そして金丸がハンドオフからボールを受けてエルボーでのプルアップジャンパー。

難しいショットでディフェンスもコンテストしてきてますが、これをねじ込み10点差。

流れが悪い滋賀はここでタイムアウト。

残り5分半、69-59で滋賀のリードは10点に。

タイムアウト明け、滋賀はエアーズに預けてからのキックアウトで高橋がスリーを放ちますが、外れる。

三河はここで長野が早い段階でスリーを思い切りよく放ちこれがヒット。

7点差となったところでオフィシャルタイムアウト。

残り5分を切って69-62。

タイムアウト明け、滋賀は流れが傾きかけたこの大事な場面で齋藤がスリーを決めて再び2桁差に。

三河は長野がボールをうまく捌いてシモンズへ。

シモンズは迷わずゴールにアタックしたことでエアーズの4つ目のファウルを引き出します。

エアーズは一度、シェーファーと変わってベンチへ。

シモンズは、このファウルでもらったフリースローを2本落としてしまいます。

三河は長野がまた素晴らしいアシストからオトゥーレが得点。

8点差にします。

滋賀も負けじと齋藤がアタック、フェイクで交わすところまでは素晴らしかったですがその後のシュートを決めきれず、三河ボール。

試合時間は残り3分を切り、72-64で滋賀のリードは8点。

そして滋賀はエアーズをコートに戻します。

早速滋賀はエアーズを狙ってロブパスをあげ、そこに対してオトゥーレがファウル。

このタイミングで三河がタイムアウト、残り2分弱で点差は8点差のまま。

タイムアウト明け、まずはエアーズのフリースローから再開。

この2本をしっかり決めて10点差。

次の三河ポゼッション、今日何本も出ているターンオーバーがここで出てしまい滋賀ボール。

滋賀もハンドオフが繋がらずにターンオーバー。

三河は長野がレイアップを放ちますがこれが決まらず。

滋賀はエアーズがゴール下でシュート。

外れますが自らオフェンスリバウンドをとって再びシュート。

シモンズのファウルを引き出しフリースローを獲得。

エアーズがここもちゃんと2本決めて11点差。

三河は長野がアタックすることでこちらもファウルドローンからのフリースローを獲得。

ここは1本成功し、10点差。

試合時間残り1分弱、滋賀は慌てずにボールを回して最後は狩俣がスリーを決めて13点差。

三河はシモンズが決めきれず、滋賀は再びエアーズに。

ここはオトゥーレがファウル、エアーズはフリースローを落としません。2本決めて15点差。

最終、80-65で三河は追いつくことができず、滋賀が連敗を止めてGAME1を勝利しました。

試合を振り返って

チーム合流間もない、エアーズの素晴らしい活躍あり、滋賀も齋藤やウォーカーの活躍もありで素晴らしいゲーム展開でした。

佐藤、高橋、狩俣、狩野など日本人選手たちもしっかりと自らの役割を果たしていたように思います。

三河は、ガードナー不在、そしておそらく金丸も怪我明けか何かでプレイタイムが制限されていた中で、第4クオーターのラッシュは素晴らしいものがありました。

特に第4クオーターの長野の活躍は素晴らしかったと思います。

ポジション的には、熊谷、岡田といる中で最後のシューター2枚、河村と金丸を配置した時の相性は一番良さそうな感じがしました。

しかし、滋賀もそこに対してのディフェンスの強度を上げていたため、上手く対応できてはいましたが、実際にその二人の得点が生まれなかったことも事実。

このあたりのゲーム展開がGAME2にどのような影響を及ぼすか注目していきたいと思います。

こぼれ話

滋賀レクスターズには、エアーズのみならず、齋藤、シェーファーがアルバルク東京からレンタルでの移籍。

その東京は、先日インカレも終わったことで平岩と契約、特別指定で笹倉、小酒部などが加入しています。

こういった選手層の厚さというのも、強豪たる所以かと。

各チームにもまた、特別指定選手が合流し始めますので、彼らの活躍にも期待していきたいと思います。

今日はこの辺で。ではまた。

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